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II-D7 コアアップデートとの関係を理解する

Googleのコアアップデートと、AI Overviewsへの掲載傾向の関係

このレッスンの狙い:コアアップデートとAIOの関係を踏まえて対応を判断できる

最終更新: 2026-07-23

この記事の要点

  • コアアップデートとAIOの関係を踏まえて対応を判断できる
  • コアアップデートはAIO専用ではない
  • 「無関係」とも言い切れない理由
Google AI Overviews/AI Mode 深掘りII-D7

コアアップデートとの関係を理解する

因果関係は仮説であって実証済みではない

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Googleのコアアップデート(検索順位の評価ロジックを定期的に見直す大規模な更新)が実施されるたびに、「AI Overviewsへの掲載が減った・増えた」という声が飛び交います。ただし実際のところ、コアアップデートとAI Overviewsの関係は単純な因果関係として言い切れるほど検証が進んでいません。公式情報の裏付けがあることと、まだ仮説の域を出ていないことを、この段階できっちり線引きしておきましょう。

コアアップデートはAIO専用ではない

Googleは2025年12月から2026年6月にかけて、コアアップデート(12月・3月・5月)に加え、Discoverアップデート(2月)、スパムアップデート(6月)を継続的に実施しています(出典: Google検索ステータスダッシュボード, 2026年7月確認)。これらは「AI Overviews専用のアップデート」として区別されて発表されているわけではなく、検索ステータスダッシュボード上でも「ランキング」という一般カテゴリの更新として扱われています(同上)。つまりコアアップデートはAI Overviewsだけを狙い撃ちしているのではなく、通常のオーガニック検索の評価ロジック全体を見直す取り組みの一部という位置づけです。

「無関係」とも言い切れない理由

とはいえ、コアアップデートとAIOでの引用が全く無関係かというと、そうとも言い切れません。AI Overviews・AI Modeがリンクとして表示されるための前提条件は、通常のオーガニック検索・強調スニペットと同じ評価基盤(意味の一致・関連性・品質・使いやすさ)の上に成り立っています(出典: Google Search Central, 2026年7月確認)。この基盤そのものを見直すのがコアアップデートですから、評価基盤が変われば、その上に乗っているAIOでの引用可否にも影響が及ぶと考えるのが自然です。ただし、この因果関係を定量的に検証したデータは今回の調査では見つかっていません。「関係がありそうだ」という仮説と「実証されたデータ」は分けて捉える必要があります。

モデル切り替えとの混同に注意

編II-D5で扱った通り、AI Overviews・AI Modeの中身となるGeminiモデル自体も、数ヶ月おきに無告知で切り替わっています。コアアップデートは「検索順位の評価ロジックの更新」、モデル切り替えは「回答を生成するAIそのものの更新」であり、どちらも表示結果が変わる原因になり得ますが、性質が異なるものです。AIOでの見え方が変化したとき、どちらが原因かを混同したまま対策を打つと、的外れな対応になりがちです。

実務ではどう向き合うか

検索ステータスダッシュボードでコアアップデートの実施時期を記録し(出典: Google検索ステータスダッシュボード, 2026年7月確認)、その前後で自社ページのAIOでの露出状況を定点観測しておくと、変化があったときに「コアアップデートの影響かもしれない」という仮説を立てやすくなります。単発の変動に一喜一憂せず、数週間単位のトレンドで判断する姿勢が実務では重要です。日々の順位チェックツールの数字が1日動いただけで対策会議を開くような運用は、AIO領域ではむしろ回り道になりかねません。

実践ステップ

  1. Google検索ステータスダッシュボードでコアアップデートの実施時期を確認し、カレンダーに記録する
  2. 直近のコアアップデート前後で、自社の主要ページがAI Overviewsに引用されていたかをメモしておく
  3. アップデート後1〜2週間は判断を保留し、数週間単位のトレンドで変化を見る運用にする
  4. 表示の変化に気づいたら、コアアップデートの時期と重なっているか、モデル切り替えの時期と重なっているかを切り分けて記録する
  5. コアアップデートで一気にAIOでの扱いが変わるといった断定的な情報を見かけたら、公式情報と照らして鵜呑みにしない

まとめ

コアアップデートはAI Overviews専用の更新ではなく、検索全体の評価ロジックを見直す一般的な取り組みとして発表されています。ただし、AIOでの引用がその評価基盤の上に成り立っている以上、無関係と言い切ることもできません。大切なのは、コアアップデートとモデル切り替えを混同せず、定点観測をもとに数週間単位で判断する姿勢です。その定点観測の結果が実際にどんな数字として現れるのか、答え合わせの舞台になるのがSearch Consoleです。

このレッスンはテキストとスライドで学べます。スライドは上のビューアからご覧ください。

確認テスト

選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。

Q1. 検索ステータスダッシュボード上で、コアアップデートは「AI Overviews専用のアップデート」として区別されて発表されている。

Q2. コアアップデートとGeminiモデルの切り替えの違いとして本文が説明するものはどれか。

Q3. 本文が示す、2025年12月〜2026年6月の間にGoogleが実施したアップデートの組み合わせとして正しいものはどれか。

このレッスンのFAQ

Q. コアアップデートはAI Overviewsだけを狙い撃ちしていますか?

いいえ。コアアップデートは「AI Overviews専用のアップデート」として区別されて発表されているわけではなく、通常のオーガニック検索の評価ロジック全体を見直す取り組みの一部という位置づけです。

Q. コアアップデートとAIOでの引用は無関係と言い切れますか?

いいえ、言い切れません。AI Overviews・AI Modeがリンクとして表示される前提条件は通常のオーガニック検索・強調スニペットと同じ評価基盤の上に成り立っているため、評価基盤が変われば影響が及ぶと考えるのが自然ですが、この因果関係を定量的に検証したデータは見つかっていません。

Q. AIOでの見え方が変化したとき、まず何を確認すべきですか?

コアアップデートの時期と重なっているか、モデル切り替えの時期と重なっているかを切り分けて記録することが実務上重要だとされています。両者は性質が異なる原因です。

監修:鈴木晋介(株式会社WEBMARKS 代表取締役)

Googleコアアップデート
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