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V-B1 計測ツールの全体地図を描く

AIO計測ツール市場にどんなプレイヤーがいるかを1枚で見渡す

このレッスンの狙い:AIO計測ツールの全体像を説明できる

最終更新: 2026-07-23

この記事の要点

  • AIO計測ツールの全体像を説明できる
  • AIO計測ツールは4つの層に分けて見る
  • どのツールも仕組みの土台は共通している
計測ツール実践V-B1

計測ツールの全体地図を描く

乱立するツール群を、4つの層に整理する

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AIOの計測ツールと一言でいっても、無料で試せる簡易診断から月額数十万円級の専業SaaSまで、価格帯も仕組みも様々です。乱立するツール群をいったん4つの層に整理し、V-B2からV-B4で扱う個別ツールがどこに位置するのかを先に地図として頭に入れておきましょう。各論に入る前に「自分は今どの層の話をしているのか」が分かる状態を作っておくのが、今回のゴールです。

AIO計測ツールは4つの層に分けて見る

市場に出回っているAIO計測の手段は、次の4層で整理すると全体像がつかみやすくなります。

代表的な手段価格帯の目安向いている場面
無料診断層HubSpot AEO Grader、GA4・Search Consoleの手動確認無料まず現状を知りたい・予算がまだない
既存SEOツールのアドオン層Ahrefs Brand Radar、Semrush AI Toolkit月額$99〜$699程度既にSEOツールを契約済みで拡張したい
専業計測ツール層Otterly.ai、Peec AI、Scrunch、Profound、Goodie月額$29〜$399程度AIO計測を本格的な運用業務にしたい
国内特化ツール層ミエルカGEO、yoriaiSEO要問合せ〜クレジット制日本語UI・日本語サポートを重視したい

この4層は上に行くほど「まず知る」、下に行くほど「本格運用する」という段階になっていると捉えると理解しやすいでしょう。

どのツールも仕組みの土台は共通している

価格も見た目もバラバラなこれらのツールですが、技術的な仕組みの土台は共通しています。あらかじめ用意した質問文(プロンプト)を定期的にAIへ自動送信し、返ってきた回答を解析してブランド名の出現・引用リンク・センチメントを抽出する——これはプロンプトシミュレーション方式と呼ばれ、Ahrefs Brand Radar・Semrush AI Toolkit・Profound・Otterly.aiなど主要ツールのほぼすべてに共通する仕組みです(出典: Otterly.ai Help, 2026年7月)。つまりツール選びで本当に差が出るのは「仕組みそのもの」ではなく、対応プラットフォームの数・更新頻度・価格・国別対応といった「運用の中身」だという前提を、まずここで持っておいてください。

市場は急拡大の途中にある

この分野は2025年後半から2026年にかけて資金・機能ともに急速に拡大しています。Profoundは2026年2月に9,600万ドルのシリーズC調達を実施し評価額10億ドルに達し、導入企業は700社超、うちフォーチュン500企業が約1割を占めると報告されています(出典: Surmado等の集計記事, 2026年7月確認)。Ahrefs Brand Radarは4億件超のプロンプトデータベースを構築し、既存のAhrefs SEOエコシステムに統合されています(出典: Ahrefs公式, 2026年7月)。国内でもFaber Companyの「ミエルカGEO」が2026年3月にGoogle AIモードへの対応やGPT-5.2・Gemini 3等の最新モデル対応を発表し(出典: Faber Companyニュースリリース, 2026年3月)、「yoriaiSEO」も同じく2026年3月にAI検索機能を追加し、1回の調査につき40クレジットを消費するクレジット制での提供を始めています(出典: yoriai公式, 2026年3月)。

この先どう学んでいくか

次のV-B2ではAhrefs Brand Radar、V-B3ではSemrush AIツール群、V-B4では専業ツール層(Profound・Otterly等)をそれぞれ深掘りします。ツールを使わず無料でできる手動計測はV-B5で扱います。そのうえで自社に合うツールの選定基準はV-B6、価格相場と費用対効果はV-B7、数値解釈につきものの落とし穴はV-B9で扱っていくので、今回は「地図を覚える回」と割り切って読み進めてください。

実践ステップ

  1. 自社(または担当先)が現在AIOの状況把握に使っている手段を棚卸しする
  2. 上の表の4層のうち、自社がどの層をすでに使っているか(または何も使っていないか)を確認する
  3. HubSpot AEO Graderなど無料診断を1つも試したことがなければ、この後のレッスンに進む前に一度だけ動かしてみる
  4. V-B2以降で深掘りするツール名(Ahrefs Brand Radar・Semrush AI Toolkit・Otterly.ai・Peec AI・Scrunch・Profound・Goodie)を一覧にしてメモしておく
  5. 自社のおおよその予算感(無料のみ・月数万円まで・月数十万円まで)を書き出し、V-B7で使えるように残しておく

まとめ

AIO計測ツールは、無料診断層・アドオンツール層・専業ツール層・国内特化ツール層の4層で整理すると全体像がつかみやすくなります。どの層のツールも「プロンプトを送って回答を解析する」という土台の仕組みは共通しており、差はむしろ価格・更新頻度・対応範囲といった運用の中身に出ます。ぶっちゃけ、最初から全部を覚える必要はありません。この地図さえ頭に入れておけば、V-B2のAhrefs Brand Radarから先は迷わず読み進められます。

このレッスンはテキストとスライドで学べます。スライドは上のビューアからご覧ください。

確認テスト

選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。

Q1. AIO計測ツールは価格・見た目が違っても、多くが「プロンプトを定期的に送信し回答を解析する」という共通の仕組みを土台にしている。

Q2. レッスンが示す計測ツールの4層に含まれないものはどれか。

Q3. Profoundが2026年2月に実施したと報告されている資金調達はどれか。

このレッスンのFAQ

Q. AIO計測ツールはどれも仕組みがバラバラなのですか。

いいえ。価格も見た目も異なりますが、あらかじめ用意した質問文を定期的にAIへ自動送信し回答を解析するプロンプトシミュレーション方式という土台の仕組みは主要ツールでほぼ共通しています。

Q. ツール選びで実際に差が出るのはどこですか。

仕組みそのものではなく、対応プラットフォームの数・更新頻度・価格・国別対応といった運用の中身です。

Q. Ahrefs Brand Radarの土台になっているプロンプトデータベースの規模はどれくらいですか。

4億件超のプロンプトデータベースが構築されているとされています。

監修:鈴木晋介(株式会社WEBMARKS 代表取締役)

計測ツール全体地図
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