演習テキスト+スライドで学ぶ

VII-C4 AIOサービスメニュー設計

代理店・フリーランスが提供するAIOサービスメニューの設計手順

このレッスンの狙い:AIOサービスメニューを設計できる

最終更新: 2026-07-23

この記事の要点

  • AIOサービスメニューを設計できる
  • なぜメニュー化が必要なのか
  • 基本となる3段階構成
AIOのこれからとキャリアVII-C4

AIOサービスメニュー設計

「いくらで、何を売るか」を事前に用意しておく

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案件が取れるようになると、次に立ちはだかるのが「いくらで、何を売るか」という値付けの壁です。VII-C3では最初の案件のつかみ方を扱いましたが、そこから先にはサービスメニュー全体の設計が必要になります。1件ごとに一から見積もりを作るのではなく、あらかじめ複数のプランを用意しておくことで、提案のスピードと料金の一貫性を両立させるのが、このレッスンのゴールです。

なぜメニュー化が必要なのか

サービスをメニュー化しておくと、見込み客に対して「何を、いくらで、どこまでやるか」を即座に説明できるようになります。逆にメニューがないと、案件ごとに交渉から始めることになり、時間もかかるうえに料金の一貫性も保てません。編V-D9では、依頼する側(発注者)の視点で代理店選びのポイントを扱いましたが、ここではその逆、自分が提供する側として、料金体系をどう組み立てるかを考えます。

基本となる3段階構成

AIOの実務では、単発の診断プラン→継続監視+基本施策のプラン→包括的な戦略+専任体制のプランという3段階の構成が1つの型として紹介されています(編V-D9参照)。この型自体は多くの提供者が採用しているため、まずはこの3段階を土台にすることをおすすめします。ここに独自性を出すとしたら、各段階で「具体的に何を納品するか」を、自分の得意領域に合わせて明確にする部分です。

海外の相場観も判断材料にする

料金設計の参考として、海外の相場データも見ておきましょう。米国では、月額のリテイナー契約(継続的に一定額を支払う契約形態)がミドル層で2,000〜10,000ドル、エンタープライズ向けで10,000〜20,000ドル以上という報告があります。AEO特化型は月額1,500〜15,000ドル以上、プロジェクト単発は5,000〜15,000ドル、時間単価は100〜250ドルというレンジも紹介されています(出典: Gigawatt Group, 2026年7月23日確認)。

契約形態米国の目安レンジ
月額リテイナー(ミドル層)2,000〜10,000ドル
月額リテイナー(エンタープライズ)10,000〜20,000ドル以上
プロジェクト単発5,000〜15,000ドル
時間単価100〜250ドル

日本国内の相場観(編V-D9参照)と比べると、海外はレンジの上限がかなり高く出ています。単純な高安の比較ではなく、契約の粒度や商習慣の違いとして捉えるのが実務的な読み方です。

研修・レクチャー型メニューという選択肢

診断や運用支援だけでなく、研修・レクチャー型のメニューを加える提供者も増えています。国内では、単発のライブ講座が5万円台で提供されている例があります(出典: 宣伝会議, 2026年7月23日確認)。資格の取得を前提条件とする認定スクール形式では、10万円程度の例も確認できます(出典: 全日本SEO協会, 2026年7月23日確認)。海外では、1日型のライブ研修が549ドル程度で提供される例がある一方(出典: Jellyfish Training, 2026年7月23日確認)、無料の自習型コースも存在するなど、価格帯の幅はかなり広くなっています(出典: HubSpot Academy, 2026年7月23日確認)。自分の実務経験や登壇経験を踏まえ、このメニューを加えるかどうかを検討する材料にしてください。

実践ステップ

  1. 自分が提供できる3段階(診断・継続監視+基本施策・包括戦略)それぞれで、具体的な納品物を3つずつ書き出す
  2. 各段階の想定作業時間を見積もり、時給換算で妥当な金額になっているか確認する
  3. 国内相場(編V-D9参照)と海外相場の表を見比べ、自分がどのレンジを目指すか仮決めする
  4. 研修・レクチャー型メニューを加えるかどうかを検討し、加える場合は形式(単発/継続)を決める
  5. 断定的な成果保証をメニュー説明に含めていないか見直す
  6. 完成したメニューを1枚のシンプルな資料にまとめる

まとめ

サービスメニューの設計は、単発診断→継続監視+基本施策→包括戦略という3段階を土台にしつつ、海外相場や研修型メニューといった追加の判断材料を組み合わせて、自分なりのレンジを決めていく作業です。メニューを事前に用意しておくこと自体が、提案スピードと信頼性を両方高めてくれます。このメニューを相手にどう届けるか。その入れ物となる提案書の作り方は、VII-C5に引き継ぎます。

このレッスンはテキストとスライドで学べます。スライドは上のビューアからご覧ください。

確認テスト

選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。

Q1. 本文で紹介されている海外の月額リテイナー契約の相場は、ミドル層で2,000〜10,000ドルとされている。

Q2. AIOサービスの基本となる3段階構成に含まれないものはどれか。

Q3. 全日本SEO協会の認定スクール形式(資格取得前提)の価格として本文にあるのはどれか。

このレッスンのFAQ

Q. サービスメニューはなぜ事前に用意しておくべきなのですか?

見込み客に「何を、いくらで、どこまでやるか」を即座に説明できるようになるためです。メニューがないと案件ごとに交渉から始まり、時間がかかるうえ料金の一貫性も保てません。

Q. 海外の相場が高いのは日本より優れているということですか?

単純な高安の比較ではなく、契約の粒度や商習慣の違いとして捉えるのが実務的な読み方だとされています。

Q. 研修・レクチャー型メニューは必ず加えるべきですか?

必須ではありません。自分の実務経験や登壇経験を踏まえて、加えるかどうかを検討する材料として紹介されています。

監修:鈴木晋介(株式会社WEBMARKS 代表取締役)

商品化サービス設計
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