演習テキスト+スライドで学ぶ

IV-C5 著者情報と専門性の見せ方

「誰が書いたか」を明確にし、専門性を伝える具体的な見せ方

このレッスンの狙い:著者情報・専門性を伝えるページ設計ができる

最終更新: 2026-07-23

この記事の要点

  • 著者情報・専門性を伝えるページ設計ができる
  • なぜ「著者情報」がAIOで重要なのか
  • 著者情報を構造化データで宣言する
E-E-A-T・エンティティ戦略IV-C5

著者情報と専門性の見せ方

「誰が書いたか」を機械にも読者にも伝わる形で示す

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著者名が名前だけの文字列で終わっているページと、経歴やSNSリンクまで一貫して示されているページとでは、AIから見た信頼のされ方がまったく違います。編IV-C1で扱ったE-E-A-Tのうち、特にExpertise(専門性)Trustworthiness(信頼性)を、ここでは具体的なページ設計として実現する方法に落とし込んでいきます。「誰が書いたか」を機械にも読者にも伝わる形で見せることは、実務的に手を動かしやすいテーマでもあります。

なぜ「著者情報」がAIOで重要なのか

編IV-C2で扱った通り、AIやその他の検索エンジンは、著者を単なる名前の文字列ではなく、経歴・専門領域・実績を持つ1つのエンティティとして認識しようとします。著者名が名前の文字列でしかない場合、その人物が本当にそのトピックの専門性を持っているかどうかを、AI側は判断する材料を持てません。逆に、経歴・資格・過去の実績・SNSアカウントなどが一貫して結びついていれば、著者という実体そのものの信頼度が積み上がっていきます。なお、この「著者」と「会社」は別のエンティティであり、会社概要ページの最適化は編IV-B10で扱った内容にあたります。ここではあくまで個人としての著者・専門家の見せ方にフォーカスします。

著者情報を構造化データで宣言する

著者を単なる文字列ではなく、機械可読な実体として宣言する技術的な手段が、Schema.orgのPersonスキーマです。イメージをつかむために、最小限の例を示します。

{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "Person",
  "name": "山田太郎",
  "jobTitle": "代表取締役",
  "url": "https://example.com/about/yamada",
  "sameAs": [
    "https://x.com/example",
    "https://www.linkedin.com/in/example"
  ]
}

これはあくまで骨組みで、実際には資格・経歴・所属団体などを加えていくことになります。実装方法や検証ツールの詳細は編III-Bで扱うため、ここでは「著者名を文字列ではなく構造化された実体として宣言する」という発想を押さえておいてください。

ページ上で専門性を「見せる」具体的な要素

構造化データはあくまで機械向けの宣言であり、人間の読者にも専門性が伝わるページ設計が並行して必要です。次のような要素を、記事ページと著者プロフィールページの両方に一貫して置くことを意識しましょう。

  • 顔写真・氏名・肩書きをセットにした著者ボックスを、記事の冒頭または末尾に置く
  • 保有資格・経歴・専門領域を、誇張のない範囲で具体的に書く
  • SNSアカウントや外部プロフィール(登壇実績・寄稿実績など)へのリンクを添える
  • 著者ごとの記事一覧ページを用意し、その人物が継続的にそのトピックを扱っていることを示す

これらの情報は、記事によって表記がぶれないよう、サイト全体で統一しておくことが重要です。

実践ステップ

  1. 自社サイトの主要記事の著者表記が、名前だけの文字列になっていないか一覧で確認する
  2. 著者ごとに、経歴・資格・SNSリンクを含む著者ボックスの文面を1つドラフトする
  3. 著者プロフィールページ(または著者別の記事一覧ページ)が存在するか確認し、なければ作成を検討する
  4. 代表的な著者1名分について、Personスキーマの実装案(名前・肩書き・sameAs)を書き出してみる
  5. 複数の記事間で、同じ著者の表記(氏名の書き方・肩書き)が揺れていないかを見比べる
  6. ドラフトした著者ボックスの文面を、誇張表現(断定的な実績の言い切りなど)が入っていないか読み返す

まとめ

著者情報は、E-E-A-Tの中でも特にExpertiseとTrustworthinessを、読者にもAIにも伝わる形で具体化するための重要な接点です。著者名を単なる文字列ではなく、経歴やリンクを伴う1つの実体として扱うことが、AIによる専門性の認識につながると考えられています。Personスキーマによる構造化と、著者ボックス・著者プロフィールページといった人間向けの見せ方は、どちらか一方ではなく両輪で整えていくものです。専門性という土台が整った先に残る最後のピースが「一次体験」です。その組み立て方は、編IV-C6で見ていきます。

このレッスンはテキストとスライドで学べます。スライドは上のビューアからご覧ください。

確認テスト

選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。

Q1. 著者を機械可読な実体として宣言する技術的な手段はSchema.orgのFAQPageスキーマである。

Q2. 著者情報を「文字列」ではなく「実体」として扱うために組み合わせるべき2つの取り組みはどれですか。

Q3. 著者情報として一貫性を持たせるべき対象はどれですか。

このレッスンのFAQ

Q. 著者情報がAIOで重要とされる理由は何ですか。

AIは著者を単なる名前の文字列ではなく、経歴・専門領域・実績を持つ1つのエンティティとして認識しようとするため、著者名が文字列だけだと専門性を判断する材料を持てないからです。

Q. 著者情報を構造化データで宣言する技術的な手段は何ですか。

Schema.orgのPersonスキーマです。名前・肩書き・sameAs(SNSリンク等)などを含めて宣言します。

Q. ページ上で専門性を人間の読者にも見せるにはどんな要素を置くとよいですか。

顔写真・氏名・肩書きをセットにした著者ボックス、保有資格・経歴、SNSや外部プロフィールへのリンク、著者ごとの記事一覧ページなどです。

監修:鈴木晋介(株式会社WEBMARKS 代表取締役)

E-E-A-T著者情報
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