PR-028 「AIに聞かれそうな質問」が思いつかず、記事ネタが尽きた——想定質問を100個洗い出すブレスト法
こんな悩みはありませんか?
毎月のコンテンツ企画会議で「今月は何を書こうか」となったとき、思いつく質問がいつも同じパターンに偏ってしまい、ネタが尽きたと感じることはないでしょうか。担当者1人の頭で考えられる質問には限界があり、気づけば「導入方法」「料金」「メリット」といった定番の切り口ばかりを使い回している、というのはよくある悩みです。AIに大量の質問候補を出させてから絞り込む方式に切り替えると、企画会議の起点そのものを変えられます。
この記事でできるようになること
自社の商品・サービスに対して読者が抱きそうな質問を、AIに100個規模で洗い出させ、記事ネタの候補リストとして持てるようになります。
使うプロンプト
入力に必要な素材
- 自社の商品・サービス概要(提供内容・対象顧客・特徴を書いたメモ)
【使用AI】ChatGPT(Claudeでも代用可)
あなたは商品・サービス理解に基づいて読者の疑問を洗い出すブレインストーミング担当です。目的は、担当者1人の頭では偏りがちな企画ネタを、AIに大量の質問候補を出させたうえで人間が絞り込む方式に切り替えることです。以下の商品・サービス概要を読み、この商品・サービスを検討している人が抱きそうな質問を、できるだけ幅広い切り口で100個挙げてください。
# 実行前の確認
- 商品・サービス概要が200字以上の具体性を持って貼り付けられているか確認してください。抽象的すぎる場合は、質問も抽象的になりやすい旨を先に伝えてください。
# 商品・サービス概要
【自社の商品・サービス概要をそのまま貼り付ける】
# 出す質問の条件(Step1〜5のカテゴリごとに生成)
1. Step1: 「〇〇とは」「〇〇の選び方」等の基礎知識系を20個
2. Step2: 料金・契約・導入手順など実務的な確認事項を20個
3. Step3: 「〇〇と△△の違い」等の比較検討系を20個
4. Step4: 失敗・トラブル・注意点に関する不安系を20個
5. Step5: 導入後の運用・効果測定に関する質問を20個
# 出力形式
- カテゴリごとに番号付きリストで出力する
- 各カテゴリの中で、同じ内容の言い換えにならないよう表現を変える
- 最後に3行以内で、特に企画候補として有望なカテゴリを要約する
実在しない機能・実績を前提にした質問は作らず、貼り付けた概要の範囲で成立する質問にとどめてください。
# 出力例(1問)
「導入してから効果が出るまで、だいたいどれくらいかかりますか?」(運用・効果測定カテゴリ)実行手順
- 自社の商品・サービス概要を200〜400字程度のメモにまとめ、プロンプトの該当箇所に貼り付ける
- ChatGPT(またはClaude)で実行し、出力された100個の質問をスプレッドシートに貼り付ける
- 5つのカテゴリごとに、すでに記事化済みのテーマと重複しているものにチェックを入れる
- 重複を除いた質問のうち、自社のデータ・実績で答えられそうなものを優先マークする
- 貼り付けた概要に存在しない機能や実績を前提にした質問が混ざっていないか確認し、あれば削除する
結果の読み解き方
100個のうち、実際に企画として使えるのは3〜4割程度と見ておくとよいでしょう。カテゴリ間で質問の質にばらつきが出やすく、特に「導入後の運用・効果測定」のカテゴリは、貼り付けた概要に運用に関する情報が少ないと抽象的な質問になりがちです。抽象的な質問が多いカテゴリは、概要メモに情報を追記したうえで再実行すると具体性が上がります。
注意点
AIは商品・サービス概要に書かれていない機能や実績を前提にした質問を作ってしまうことがあります(ハルシネーション)。貼り付けた概要の内容と照らし合わせ、実在しない前提の質問は使わないでください。また、同じプロンプトを再実行すると毎回異なる100個が出るため、1回の出力で満足せず、複数回実行して重複して出てくる質問を優先候補にすることをおすすめします。
関連レッスン・関連パターン
- 関連レッスン: II-B9(query fan-out(クエリ分解))
- 関連パターン: PR-038(既存記事・問い合わせ履歴からFAQを一気に生成する方法)、PR-029(キーワードを質問文に変換する方法)
確認テスト
選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。
Q1. 同じプロンプトを再実行すると毎回異なる100個の質問が出るため、複数回実行して重複して出てくる質問を優先候補にすることが推奨されている。
注意点として、同じプロンプトを再実行すると毎回異なる100個が出るため、複数回実行して重複して出てくる質問を優先候補にすることが勧められている。
Q2. 質問を出す5つのカテゴリに含まれないものはどれか。
基礎知識・実務的な確認事項・比較検討・不安系・運用効果測定の5カテゴリであり、競合の財務データは対象外である。
Q3. 100個のうち実際に企画として使える割合の目安として記事に示されているのはどれか。
100個のうち実際に企画として使えるのは3〜4割程度と見ておくとよいとされている。
よくある質問
Q. 商品概要に書いていない機能を前提にした質問が出てきたらどうすればよいですか。
実在しない前提の質問は使わないことが注意点として挙げられています。
Q. 「導入後の運用・効果測定」のカテゴリが抽象的になりやすいのはなぜですか。
貼り付けた概要に運用に関する情報が少ないと抽象的な質問になりがちなためとされています。
Q. 100個全部を記事化する必要がありますか。
記事では実際に企画として使えるのは3〜4割程度と見ておくとよいとされており、全部を使う前提ではありません。