演習テキスト+スライドで学ぶ

V-B8 導入手順を実行する

選定したツールを実際に導入し、計測を始めるまでの手順

このレッスンの狙い:計測ツールの導入を実行できる

最終更新: 2026-07-23

この記事の要点

  • 計測ツールの導入を実行できる
  • ステップ1: 無料診断でベースラインを掴む
  • ステップ2: GA4にAIチャネルの計測基盤を作る
計測ツール実践V-B8

導入手順を実行する

ゼロから計測を立ち上げる標準的な5ステップ

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選定基準(V-B6)と価格の考え方(V-B7)を押さえたら、いよいよ実際に手を動かす番です。このレッスンでは、無料診断からGA4・Search Consoleの計測基盤づくり、有料ツールの導入、月次レポートへの接続まで、ゼロから計測を立ち上げる標準的な5ステップを順番に実行していきます。

ステップ1: 無料診断でベースラインを掴む

最初に、HubSpot AEO Graderのような無料・登録不要のツールに自社名を入力し、ChatGPT・Perplexity・Geminiでの現状の言及頻度・センチメント・ブランド認知度スコアを確認します。所要時間はおよそ3〜5分とされています(出典: HubSpot「AEO Grader」, 2026年7月確認)。ここで出た数値が、以降の変化を比較するための最初のベースラインになります。

ステップ2: GA4にAIチャネルの計測基盤を作る

GA4の管理画面から「チャネルグループ」(参照元ごとに流入経路を分類するルールの集まり)を新規作成し、参照元(Source)が次のような正規表現に一致する場合にAI専用チャネルへ振り分けるルールを設定します。

chatgpt\.com|chat\.openai\.com|gemini\.google\.com|claude\.ai|perplexity\.ai|copilot\.microsoft\.com

(出典: Orbit Media「How to Track AI Referral Traffic (and Leads) in GA4」等, 2026年7月確認)。ここで最も見落とされやすい注意点は、新設したAIチャネルのルールを、既定の「Referral」ルールより上位に置くことです。GA4はルールを上から順に評価するため、順番を間違えるとAI由来のセッションが先にReferralとして判定され、二度とAIチャネルに振り分けられません(出典: Bridge「GA4でAI流入を計測・分析する方法」, 2026年7月確認)。あわせて、2026年5月13日にGA4の既定チャネルグループへ自動追加された「AI Assistant」チャネルが有効になっているかも確認しておきましょう。ただしこの既定チャネルはPerplexityを含まず、Google自身のAI Overviews・AI Modeからのクリックは「Organic Search」に分類される点に注意が必要です(出典: Search Engine Journal「Google Analytics Adds AI Assistant As Default Channel Group」, 2026年7月確認)。

ステップ3: Search Consoleの限界を理解した上で使う

Search Consoleでは2026年6月、既存のパフォーマンスレポートとは別枠で「Generative AI」専用タブが新設されました。ただし2026年7月時点で確認できるのは表示回数(インプレッション)のみで、クリック数・CTR・クエリ単位のデータはまだ提供されていません(出典: Search Engine Journal「Google Tests Dedicated AI Search Reports In Search Console」, 2026年7月確認)。この制約を理解した上で、月次の表示回数トレンドの把握という用途に絞って使うのが現実的です。

ステップ4・5: 有料ツールの導入と月次レポートへの接続

V-B6・V-B7で絞り込んだ有料ツールを実際に契約し、プロンプト設計や対象国の設定を行います。最後に、Share of Voice・言及率・引用率・センチメント(編V-A参照)の4指標に、GA4のAIチャネル流入数、Search Consoleの表示回数推移を加えた月次スコアカードを作成します。Visibility→Authority→Outcomeの3層(編V-A参照)で整理すると、経営層への報告資料としても伝わりやすくなります。

実践ステップ

  1. HubSpot AEO Graderで自社名を入力し、現状のベースラインを記録する
  2. GA4で新規チャネルグループを作成し、AIプラットフォームの正規表現ルールを設定する
  3. 作成したAIチャネルのルールを既定の「Referral」ルールより上位に並べ替える
  4. GA4の既定「AI Assistant」チャネルが有効か確認する(Perplexityは対象外である点に注意)
  5. Search Consoleの「Generative AI」タブ(提供対象サイトのみ)で表示回数の推移を確認する
  6. V-B6・V-B7で絞り込んだ有料ツールを契約し、プロンプトと対象国を設定する
  7. SoV・言及率・引用率・センチメントとGA4・Search Consoleのデータを1枚の月次スコアカードにまとめる

まとめ

計測の立ち上げは、無料診断→GA4→Search Console→有料ツール→月次レポートという順番で進めると迷いません。特にGA4のルール順序と、Search Consoleがまだクリック単位のデータを出せないという2026年7月時点の制約は、知らないまま進めると誤解のもとになるので必ず押さえておいてください。ただし、この手順通りに整えた数字も、そのまま鵜呑みにしていいわけではありません。その理由をV-B9で確認します。

このレッスンはテキストとスライドで学べます。スライドは上のビューアからご覧ください。

確認テスト

選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。

Q1. GA4で新設したAIチャネルのルールは、既定の「Referral」ルールより下位に配置しなければならない。

Q2. 計測立ち上げの標準的な5ステップの順番として正しいものはどれか。

Q3. GA4でAIチャネルへ振り分けるルールを設定する際、最も見落とされやすい注意点として挙げられているのはどれか。

このレッスンのFAQ

Q. HubSpot AEO Graderで得た数値はその後どう使いますか。

以降の変化を比較するための最初のベースラインとして使います。

Q. GA4のルールの並び順を間違えるとどうなりますか。

AI由来のセッションが先にReferralとして判定され、二度とAIチャネルに振り分けられなくなります。

Q. 2026年7月時点のSearch Consoleの「Generative AI」タブでは何が確認できますか。

表示回数(インプレッション)のみが確認でき、クリック数・CTR・クエリ単位のデータはまだ提供されていません。

監修:鈴木晋介(株式会社WEBMARKS 代表取締役)

計測ツール導入手順
まだ完了にしていません。

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