演習テキスト+スライドで学ぶ

III-B3 Organization・Personを実装する

会社・個人の情報を検索エンジンに正しく伝えるマークアップ

このレッスンの狙い:Organization・PersonのJSON-LDを実装できる

最終更新: 2026-07-23

この記事の要点

  • Organization・PersonのJSON-LDを実装できる
  • Organizationで会社の実在性を伝える
  • sameAsは優先順位を意識してつなぐ
構造化データ実装III-B3

Organization・Personを実装する

会社と人物の実在性を検索エンジンとAIに伝える

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JSON-LDの基礎(III-B2参照)を踏まえて、このレッスンでは実務で最初に着手すべきOrganization(組織)とPerson(人物)の実装を扱います。会社やそこで働く人物の情報を検索エンジンやAIに正しく伝える型で、後続のArticle(III-B4参照)やFAQPage(III-B5参照)ともつながっていく、いわば土台の実装です。会社概要ページのOrganization実装は、このレッスンの中だけで完結させます。

Organizationで会社の実在性を伝える

Organizationは、会社やサービス運営主体そのものを表す型です。基本のプロパティはname(会社名)・url(サイトURL)・logo(ロゴ画像)で、ここにsameAsというプロパティを加えることで、会社の実在性をより強く裏付けられます。

{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "Organization",
  "name": "株式会社サンプル",
  "url": "https://example.com",
  "logo": "https://example.com/logo.png",
  "sameAs": [
    "https://ja.wikipedia.org/wiki/株式会社サンプル",
    "https://www.wikidata.org/wiki/Q00000000",
    "https://www.linkedin.com/company/example"
  ]
}

sameAsは優先順位を意識してつなぐ

sameAsは「この会社は、こういう外部ページでも同一だと確認できます」という接続情報です。優先順位はWikidata→Wikipedia→主要SNSの順とされています(出典: Stackmatix、OrganiKPI 2026年確認)。Wikidataは検索エンジンのナレッジグラフ(実体同士の関係を機械可読な形で蓄積したデータベース、編IV-C参照)に直結しやすいためです。自社にWikipediaやWikidataのページがない場合は、公式SNSアカウントだけでもsameAsに含めておく価値があります。無理にすべて揃える必要はなく、実在が確認できるものから順に追加していけば十分です。

Personで著者・代表者の情報を伝える

Personは、代表者や記事の著者など個人を表す型です。単独で使うこともありますが、実務ではArticleのauthorプロパティの中に入れ子(III-B2参照)で使うことが多くなります。

{
  "@type": "Person",
  "name": "鈴木晋介",
  "jobTitle": "代表取締役",
  "worksFor": {
    "@type": "Organization",
    "name": "株式会社サンプル"
  }
}

worksForで所属組織を明示すると、個人と組織のつながりが機械にも伝わりやすくなります。この人物と組織の結びつけ方は、E-E-A-T(専門性・権威性などの評価軸、編IV-C参照)における著者情報の見せ方とも関係してきます。

実践ステップ

  1. 会社概要ページに載せるnameurllogoの情報を確定する
  2. 自社のWikipedia・Wikidataページの有無を確認する(あればURLを控える)
  3. 公式SNSアカウント(X・LinkedInなど)のURLを一覧化する
  4. 優先順位(Wikidata→Wikipedia→SNS)に沿ってsameAsの配列を作成する
  5. 代表者・著者についてPerson型でnamejobTitleworksForを用意する
  6. 上記2つのJSON-LDを会社概要ページ・著者プロフィールページにそれぞれ設置する

まとめ

Organizationは会社の実在性を、Personは個人の実在性と所属を伝える型で、いずれもsameAsworksForによる外部・組織とのつながりが鍵になります。この2つは単独で完結する型ではなく、次のArticle(III-B4参照)のpublisherauthorとして組み込まれていく土台です。まずは自社の会社概要ページから、着実に実装を進めてみてください。

このレッスンはテキストとスライドで学べます。スライドは上のビューアからご覧ください。

確認テスト

選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。

Q1. sameAsプロパティの接続優先順位は、Wikidata→Wikipedia→主要SNSの順とされている。

Q2. Organizationスキーマの基本プロパティに含まれないものはどれか。

Q3. PersonスキーマでArticleのauthorの中に入れ子で使う際、所属組織を示すプロパティはどれか。

このレッスンのFAQ

Q. 自社にWikipediaやWikidataのページがない場合、sameAsは諦めるべきですか?

諦める必要はありません。公式SNSアカウントだけでもsameAsに含めておく価値があるとされています。

Q. OrganizationとPersonはどんな関係にありますか?

Organizationは会社の実在性を、Personは個人の実在性と所属を伝える型で、いずれも単独で完結せず後続のArticle等に組み込まれていく土台です。

Q. なぜWikidataが優先順位の最上位に置かれているのですか?

Wikidataは検索エンジンのナレッジグラフに直結しやすいためとされています。

監修:鈴木晋介(株式会社WEBMARKS 代表取締役)

構造化データJSON-LD
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