III-B4 Article・BlogPostingを実装する
記事コンテンツの著者・公開日などを伝えるマークアップ
このレッスンの狙い:Article・BlogPostingのJSON-LDを実装できる
最終更新: 2026-07-23
この記事の要点
- Article・BlogPostingのJSON-LDを実装できる
- ArticleとBlogPostingの使い分け
- Articleの基本プロパティ
Organization・Person(III-B3参照)で会社と人物の土台ができたところで、このレッスンでは記事コンテンツそのものに使うArticle・BlogPostingを扱います。誰が・いつ書いた・どんな記事かをAIに正確に伝える型で、コンテンツ編(編IV参照)で学ぶ「引用されやすい文章」を、技術面から下支えする実装です。自社の記事ページを題材に、Article系のJSON-LDを最後まで組み立てます。
ArticleとBlogPostingの使い分け
Articleはニュース記事やブログ記事などコンテンツ全般を表す型で、そのうちBlogPostingはブログ記事という性質をより具体的に示すサブタイプにあたります。厳密に使い分けなくても大きな問題にはなりにくいですが、コーポレートサイトのお知らせ・プレスリリースにはArticle、ノウハウ系のブログ記事にはBlogPostingを使う、という整理をしておくと運用がぶれません。
Articleの基本プロパティ
Articleで押さえるべき基本プロパティは、headline(見出し)・datePublished(公開日)・dateModified(更新日)・author(著者)・publisher(発行者)です。
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Article",
"headline": "AIO対策の基本を10分で理解する",
"datePublished": "2026-07-01",
"dateModified": "2026-07-20",
"author": {"@type": "Person", "name": "鈴木晋介"},
"publisher": {
"@type": "Organization",
"name": "株式会社WEBMARKS",
"logo": {"@type": "ImageObject", "url": "https://example.com/logo.png"}
},
"image": "https://example.com/article-hero.jpg",
"description": "AIO対策の全体像を解説する記事の説明文。"
}BlogPostingを使う場合も書き方は同じで、@typeを"BlogPosting"に差し替えるだけで、headline・author・publisherなどのプロパティ構成はArticleとそのまま共通です。author・publisherの中身には、前回学んだPerson・Organization(III-B3参照)がそのまま入れ子で使われている点に注目してください。headlineはおよそ110文字程度までに収めるのが推奨されています(出典: jsonld.com, 2026年7月確認)。長すぎる見出しは途中で切り詰められる可能性があるため、要点を前半に置く書き方(結論先出し・編IV-A参照)とも相性が良い設計です。
dateModifiedは実態を反映させる
dateModifiedは、記事を実際に加筆・修正した日付を入れるプロパティです。中身を変えていないのに機械的に日付だけ最新化する運用は避けるべきです。AIや検索エンジンにとって「鮮度」は評価材料の一つであり、実態と乖離した更新日は長期的にはコンテンツへの信頼を損ないかねません。要するに、日付は事実をそのまま映す項目であって、演出のための道具ではないという意識が大切です。
実践ステップ
- 自社の記事一覧から、公開日・更新日が明確に分かるものを5本ピックアップする
- 各記事について
headline(現在のタイトル)の文字数をおおよそ確認する - 110文字を大きく超える見出しがあれば、要点を前半に集約する形に見直す案を作る
authorにPerson、publisherにOrganization(III-B3参照)を入れ子で設定するdateModifiedを、実際に内容を更新した日付で運用するルールをチームに共有する- 完成したJSON-LDを1記事に試験導入し、表示崩れがないか確認する
まとめ
Article・BlogPostingは、記事の見出し・著者・発行日・更新日をAIに伝える型で、前レッスンのOrganization・Personを入れ子で組み込むことで初めて完成する実装です。見出しの長さやdateModifiedの運用実態など、細部の丁寧さの積み重ねが結果的にコンテンツ全体の信頼性につながります。記事まわりの実装が形になったら、FAQやハウツー向けのFAQPage・HowTo(III-B5)にも同じ入れ子の発想がそのまま活きてきます。
このレッスンはテキストとスライドで学べます。スライドは上のビューアからご覧ください。
確認テスト
選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。
Q1. headlineの文字数は、jsonld.comの情報によればおよそ110文字程度までに収めるのが推奨されている。
headlineはおよそ110文字程度までに収めるのが推奨されていると本文に明記されています。
Q2. BlogPostingを使う場合、Articleと比べて何を変える必要があるか。
@typeを差し替えるだけで、プロパティ構成はArticleとそのまま共通です。
Q3. dateModifiedプロパティの正しい運用方法はどれか。
dateModifiedは記事を実際に加筆・修正した日付を入れるプロパティで、機械的な最新化は避けるべきとされています。
このレッスンのFAQ
Q. dateModifiedを機械的に最新化しても問題ありませんか?
避けるべきです。中身を変えていないのに日付だけ最新化する運用は、実態と乖離し長期的にはコンテンツへの信頼を損ないかねません。
Q. ArticleのauthorやpublisherにはどんなJSON-LDを入れ子で使いますか?
authorにはPerson、publisherにはOrganizationを入れ子で使います。
Q. ArticleとBlogPostingはどう使い分ければよいですか?
厳密な使い分けは必須ではありませんが、お知らせ・プレスリリースにはArticle、ノウハウ系ブログ記事にはBlogPostingを使う整理が運用をぶれさせないとされています。