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IX-B1 アメリカのAI検索利用実態——ChatGPT利用率44%の内訳

ChatGPT利用率44%の内訳

このレッスンの狙い:米国のAIチャットボット利用率とプラットフォーム別シェアの推移を理解し、米国向けコンテンツの優先順位を判断できるようになる

最終更新: 2026-07-25

この記事の要点

  • 米国のAIチャットボット利用率とプラットフォーム別シェアの推移を理解し、米国向けコンテンツの優先順位を判断できるようになる
  • 「使ったことがある」49%という全体像
  • プラットフォーム別内訳——ChatGPTが単独首位
北米(アメリカ・カナダ)IX-B1

アメリカのAI検索利用実態

ChatGPT利用率44%の内訳

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編IXの本編がスタートします。まず取り上げるのは、世界最大のAI検索市場である米国です。Pew Research Centerが2026年2月17〜23日に米国成人5,119人を対象に実施し、同年6月17日に発表した調査から、米国のAI利用実態が数字としてはっきり見えてきます(出典: Pew Research Center, 2026年6月)。

「使ったことがある」49%という全体像

AIチャットボットを「使ったことがある」と答えた米国成人は49%で、2024年の33%から大きく伸びています。わずか2年で16ポイントも上昇したという伸び方そのものが、AI検索が一部の早期利用者だけのものではなくなったことを示しています。

プラットフォーム別内訳——ChatGPTが単独首位

利用しているプラットフォームを個別に見ると、ChatGPT44%・Gemini24%・Copilot17%・Meta AI14%・Grok8%・Claude6%という順位でした。ChatGPTは2位のGeminiに20ポイント近い差をつける単独首位で、いわゆる「代名詞化」が数字の上でも裏付けられています。

ChatGPT

44%

Gemini

24%

Copilot

17%

Meta AI

14%

Grok

8%

Claude

6%

ChatGPTは4年で18%から44%へ

ChatGPTの利用率は2023年18%→2024年23%→2025年34%→2026年44%と推移しています。この4年間の伸びを時系列で追うと、単なる一時的な話題ではなく、年を追うごとに利用の裾野が着実に広がってきたことが分かります。

ChatGPT利用率の推移(米国)
  1. 2023年 18%
  2. 2024年 23%
  3. 2025年 34%
  4. 2026年 44%

日常的な利用は24%、目的の最多は「情報検索」

「ほぼ毎日以上」利用すると答えた成人は約24%で、「使ったことがある」49%の約半分にとどまります。「試したことがある」層と「日常的に組み込んでいる」層の間には、まだ大きな溝があるということです。用途としてはチャットボットを情報検索目的で使うという回答が42%で最多、AI検索サマリーを読んだことがある成人は60%に上ります。従来の検索エンジンで完結していた「調べもの」の一部が、確実にチャットボット側へ流れ始めているとみてよいでしょう。

用語解説

本レッスンの「利用率」は、いずれもPew Research Centerが「使ったことがある(Ever used)」または「日常的に利用(ほぼ毎日以上)」と定義した回答割合です。調査によって定義が異なるため、他の調査と比較する際は定義をそろえる必要があります。

注意

利用が広がる一方で、信頼は伴っていません。AI普及で個人情報の安全性が低下すると予想する成人は71%、政府によるAI規制に信頼がないと答えた成人は67%、企業の自主的な責任遂行に信頼がないと答えた成人も約60%に上ります。「使うが信じない」という米国利用者の心理は、コンテンツ設計でも意識すべき前提です。

実践ステップ

  1. 米国向けコンテンツでは、ChatGPT向けの最適化を最優先の対象として設計する
  2. Gemini・Copilotなど2位以下のプラットフォームも視野に入れ、複数プラットフォームでの表示状況を確認する
  3. 「利用したことがある」層と「日常的に利用する」層の差を意識し、後者向けの継続的な情報提供を設計する
  4. 情報検索目的の利用が最多という結果を踏まえ、比較・調査型コンテンツを優先的に用意する
  5. AI・個人情報・規制への不信感が根強いことを踏まえ、透明性の高い情報開示を心がける

まとめ

米国ではChatGPTが44%という圧倒的な利用率で首位を保ちつつ、利用者の信頼はまだ追いついていないという二面性が見えてきました。次のレッスンでは、この利用実態を世代別に分解し、「使うほど信じない」という逆説的なギャップを掘り下げます。

このレッスンはテキストとスライドで学べます。スライドは上のビューアからご覧ください。

確認テスト

選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。

Q1. 米国でのAIチャットボット利用率調査で、2位のプラットフォームはGeminiだった。

Q2. 米国でAIチャットボットを「使ったことがある」と答えた成人の割合(2026年)は。

Q3. ChatGPT利用率の推移として正しい組み合わせは。

このレッスンのFAQ

Q. 米国でChatGPTを利用したことがある成人の割合はどれくらいか。

44%で、2位のGemini(24%)に20ポイント近い差をつける単独首位です。

Q. 「使ったことがある」層と「日常的に利用する」層にはどんな差があるか。

「使ったことがある」が49%なのに対し「ほぼ毎日以上」利用は約24%にとどまり、両者には大きな溝があります。

Q. 米国利用者はAIをどれくらい信頼しているか。

個人情報の安全性が低下すると予想する成人が71%、政府のAI規制に信頼がない成人が67%など、利用が広がる一方で信頼は伴っていません。

監修:鈴木晋介(株式会社WEBMARKS 代表取締役)

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