PR-009 ブラウザ版のChatGPTでは確認したが、スマホアプリでの見え方は確認していない——AIアプリ内表示を診断する方法
こんな悩みはありませんか?
PCのブラウザでChatGPTに自社名を聞いて確認した——それだけで「自社のAIO対応は確認済み」にしてしまっていないでしょうか。実際にはユーザーの多くがスマートフォンのアプリ版を使っており、アプリ版はログイン状態・位置情報・端末ごとの設定によって、ブラウザ版とは違う回答を返すことがあります。PCでの確認だけで満足していると、実際にユーザーが目にしている画面を見落としたままになりかねません。
この記事でできるようになること
スマートフォンのChatGPTアプリ・Geminiアプリ・Copilotアプリで同じ質問を実行し、ブラウザ版(PC)との違いがあるかどうかをアプリ別・環境別に一覧化できるようになります。
使うプロンプト
入力に必要な素材
- スマートフォンにインストールした各AIアプリ(利用できるものだけでよい)
- PCブラウザ版で先に実行した結果(比較用、PR-001などがあれば流用可)
目的: PCブラウザ版だけで「確認済み」にせず、ユーザーの多くが実際に使うスマートフォンアプリ版での見え方をアプリ別・環境別に記録し、ブラウザ版との差を可視化することです。
# 実行前の確認
- 対象のAIアプリ(ChatGPT・Gemini・Copilot等)が端末にインストール済みか確認し、未インストールのものは「未実施」として記録してください。
- PCブラウザ版で同じ質問を先に実行済みか確認し、未実施であればPR-001等で先に実行してください。
【スマートフォンアプリ版で実行する質問(Step1: 実行)】
1. 「【地域名】で【業種】のおすすめを教えてください」
2. 「【自社名】について知っていることを教えてください」
# Step2: 記録してほしいこと(実行後に自分でまとめる)
- アプリごとに、【自社名】が回答に含まれていたか(言及の有無・順位・文脈)
- ブラウザ版(PC)で同じ質問を実行した場合の結果と違いがあるか(あれば両方の結果を並べて記載)
- アプリ特有の機能(位置情報連携・音声入力結果等)が回答に影響していそうか、気づいた点を記録する
- ログイン状態・位置情報ON/OFFなど、実行時の環境設定も併せて記録する
# Step3: まとめ方(出力形式)
- 表:アプリ名|実行環境(ログイン有無・位置情報ON/OFF)|【自社名】の言及有無|ブラウザ版との違い|気づいた点
- 実行日を必ず記載する
- 事実として確認できていない推測(「アプリの方が精度が低い」等)は「推測」と明記し、断定しない
# 出力例(表の1行)
ChatGPTアプリ|ログイン有・位置情報ON|○(2番目に紹介)|ブラウザ版では圏外だった|位置情報の影響を推測(未確認)実行手順
- スマートフォンで利用可能なAIアプリ(ChatGPT・Gemini・Copilotなど)を用意する
- PCブラウザ版で先に同じ質問を実行しておく(未実施ならPR-001を先に行う)
- 各アプリで、同じ質問を実行し、回答をスクリーンショットまたはテキストで保存する
- アプリ別・環境別(ログイン有無・位置情報ON/OFF)の一覧表に、ブラウザ版との違いも含めてまとめる
- 明らかな差異(アプリでは言及されるがブラウザ版では言及されない等)があれば、その要因(位置情報・ログイン履歴の影響など)を推測としてメモしておく
結果の読み解き方
- ブラウザ版とアプリ版で結果が違うこと自体は珍しくありません。「アプリの方が悪い」「ブラウザの方が正しい」という優劣ではなく、ユーザーが実際に使う経路ごとに見え方が異なる、という事実の記録として扱ってください。
- 位置情報をONにした状態とOFFにした状態で結果が変わった場合、地域名を含む質問への回答に位置情報が強く影響している可能性があります。地域密着ビジネスは特に注目すべきポイントです。
- 1人のスマートフォンだけで確認した結果は、その端末・アカウントに紐づく個人的な傾向(過去の検索履歴等)が混ざっている可能性があります。可能であれば別の担当者の端末でも同じ確認を行い、再現性を見てください。
注意点
- アプリ版はログイン状態・位置情報・過去の会話履歴の影響を受けやすく、個人の利用環境に依存した結果になりやすい特性があります。可能な範囲で複数人・複数端末での再現性を確認することが望ましいです。
- 生成AIの回答は同じアプリ・同じ端末で同じ質問をしても、実行のたびに変わることがあります。1回の結果だけで判断せず、各アプリで複数回実行して傾向を確認してください。
- AIアプリの仕様はアップデートで頻繁に変わります。数か月前に確認した内容が、今も同じとは限らないため、定期的に再確認してください。
- スクリーンショットには個人のアカウント情報(アイコン・氏名等)が写り込むことがあります。社内共有・社外提示の際はトリミングするなど配慮してください。
関連レッスン・関連パターン
- レッスン II-C1 ChatGPT Searchの特徴を押さえる・II-C2 Perplexityの特徴を押さえる・II-C4 Geminiアプリの特徴を押さえる
- 関連パターン: PR-001 3つのAIで横断チェックする方法(ブラウザ版の比較データを作るステップ)
確認テスト
選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。
Q1. スマホアプリ版はログイン状態や位置情報の影響を受けやすく、個人の利用環境に依存した結果になりやすい。
注意点として、アプリ版はログイン状態・位置情報・過去の会話履歴の影響を受けやすく、個人の利用環境に依存した結果になりやすい特性があると明記されている。
Q2. PCブラウザ版とアプリ版で結果が違った場合の受け止め方として記事に沿うのはどれか。
優劣ではなく、ユーザーが実際に使う経路ごとに見え方が異なるという事実の記録として扱うべきとされている。
Q3. 位置情報のON/OFFで結果が変わった場合に考えられることは何か。
地域名を含む質問への回答に位置情報が強く影響している可能性があり、地域密着ビジネスは特に注目すべきポイントとされている。
よくある質問
Q. 1人の担当者のスマホだけで確認すれば十分ですか。
いいえ。1台の端末・アカウントには過去の検索履歴等の個人的な傾向が混ざっている可能性があるため、可能であれば別の担当者の端末でも確認することが望ましいとされています。
Q. スクリーンショットをそのまま社内共有・社外提示してよいですか。
個人のアカウント情報(アイコン・氏名等)が写り込むことがあるため、トリミングするなどの配慮が必要とされています。
Q. AIアプリの仕様は一度確認すればずっと同じですか。
いいえ。AIアプリの仕様はアップデートで頻繁に変わるため、数か月前に確認した内容が今も同じとは限らず、定期的な再確認が必要とされています。