PR-016 「シェア・オブ・ボイス」と言われてもピンとこない——自社と競合のSoVを数値化する方法
こんな悩みはありませんか?
「AI検索でのシェア・オブ・ボイス(SoV)を計測しましょう」と言われても、具体的に何を数えて、どう計算すればいいのか分からない——そんな状態ではないでしょうか。感覚的に「競合の方が目立っている気がする」とは思っていても、数値で示せなければ社内での議論も前に進みません。
この記事でできるようになること
自社と競合の言及回数を複数回の実行から集計し、カテゴリ内でのシェア・オブ・ボイス(SoV)を数値として算出できるようになります。
使うプロンプト
入力に必要な素材:
- サービスカテゴリに関する質問への複数回の実行記録(実行日・プラットフォーム・登場した企業名・自社が含まれていたか)
【使用AI】Claude(表計算的な集計が得意なため推奨)
あなたはAIO計測の集計担当です。目的は、「競合の方が目立っている気がする」という感覚を、シェア・オブ・ボイス(SoV)という数値に変換し、社内議論の土台にすることです。以下は【サービスカテゴリ】に関する質問をAIに複数回実行し、回答に登場した企業名を記録したものです。
# 実行前の確認
- 記録データの総試行回数が10回未満の場合でも集計は可能ですが、参考値としての扱いになる旨を先に伝えてください。
# 記録データ
【実行日・プラットフォーム・回答に登場した企業名(複数可)・自社が含まれていたかを1行ずつ貼り付ける】
# 算出してほしいこと(Step1: 定義確認→Step2: 集計→Step3: 比較)
1. Step1: SoV=(自社の言及回数 ÷ カテゴリ全体の言及回数)× 100 という考え方で計算する
2. Step2: 全体の言及回数のうち、【自社名】【競合A】【競合B】それぞれが占める割合(Share of Voice)
3. Step2: プラットフォーム別のSoVの違い
4. Step3: 前回計測データがあれば貼り付けるので、前回比の増減も算出する【前回データがあれば貼り付け】
5. 試行回数が少ない場合(合計10回未満など)は、参考値である旨を明記する
# 出力形式
- 表:企業名|言及回数|SoV(%)|算出根拠(分子/分母)
- プラットフォーム別の内訳表
- 最後に3行以内で、今回の数値から読み取れる傾向を要約する
# 出力例(表の1行)
【自社名】|7回|35%(7÷20×100)|総試行回数20回のうちの言及回数
計算根拠を示しながら出力してください。記録データにない企業を推測で追加せず、集計対象の期間・総試行回数も表の上部に明記してください。実行手順
- PR-013(競合言及比較)の質問セットを、ChatGPT・Gemini・Perplexityでそれぞれ複数回(最低3回ずつ)実行する
- 実行のたびに、実行日・プラットフォーム・登場した企業名・自社の有無を記録用の表に書き足す
- 記録がある程度たまったら(目安10回以上)、Claudeにデータを貼り付けてプロンプトを実行する
- 出力されたSoVの数値と、プラットフォーム別の内訳を確認する
- 翌月以降も同じ手順で記録を続け、前回データと合わせて比較する
結果の読み解き方
SoVは「順位」よりも扱いやすい数値ですが、試行回数が少ないと大きくブレます。合計10回未満の集計は参考値として扱い、断定的な結論を出さないでください。プラットフォームごとにSoVが大きく異なる場合は、そのプラットフォームの利用者層に応じた対策の優先順位を検討する材料になります。
注意点
生成AIの回答は確率的でブレるため、SoVの数値は「その時点・その試行回数での参考値」であることを前提にしてください。「SoVが◯%だから業界内で◯位」といった断定は避け、継続的な計測で傾向を見る運用にしてください。
関連レッスン・関連パターン
関連レッスン: V-A2 / V-B1 / V-B5 関連パターン: PR-017(勝ち筋抽出)では、このSoVの結果を戦略に落とし込む手順を扱います。
確認テスト
選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。
Q1. SoV(シェア・オブ・ボイス)は、自社の言及回数をカテゴリ全体の言及回数で割って算出する。
SoV=(自社の言及回数÷カテゴリ全体の言及回数)×100という考え方で計算するとされている。
Q2. SoVの集計分析に推奨されているAIはどれか。
使用AIとしてClaude(表計算的な集計が得意なため推奨)が指定されている。
Q3. 合計10回未満の集計データはどう扱うべきとされているか。
試行回数が少ない場合(合計10回未満など)は参考値である旨を明記することが求められている。
よくある質問
Q. SoVが低ければ「業界内で何位」と断定してよいですか。
いいえ。「SoVが◯%だから業界内で◯位」といった断定は避け、継続的な計測で傾向を見る運用が推奨されています。
Q. プラットフォームごとにSoVが違ったら何を意味しますか。
そのプラットフォームの利用者層に応じた対策の優先順位を検討する材料になるとされています。
Q. 1回の実行だけで十分ですか。
いいえ。ChatGPT・Gemini・Perplexityでそれぞれ最低3回ずつ実行することが手順として示されています。