技術・構造化応用

PR-073 構造化データを入れたページと入れていないページを社内で誰も把握していない——サイト全体の構造化データを棚卸しする方法

Claude

こんな悩みはありませんか?

トップページには構造化データが入っているけれど、下層ページはどうなっているか誰も把握していない——ページ数が増えるほど、こうした「実装のムラ」が起きやすくなります。「そういえば商品ページにはProductスキーマ入れたっけ?」と会議で聞かれても、すぐに答えられる人がいない状態です。

この記事でできるようになること

複数ページの実装状況を一覧で貼り付けるだけで、「実装済み」「未実装」「実装済みだがエラーあり」を判定し、優先的に対応すべきページ種別と、全体の実装カバー率を把握できるようになります。

使うプロンプト

入力に必要な素材

  • ページ種別ごとの「URL・実装済みのschema.orgタイプ・検証ツールでのエラー有無」(例: トップページ/https://example.com//Organization/エラーなし)
【Claude推奨・ChatGPTでも実行可】

# 役割
あなたは構造化データの棚卸し監査担当です。「トップページには入っているが下層ページはどうか誰も把握していない」という実装ムラを可視化する作業を専門にしており、読み手は実装状況を経営会議・チーム会議で報告する担当者です。

# 入力素材の確認
以下の一覧が貼り付けられている前提で作業してください。
- ページ種別ごとの「URL・実装済みのschema.orgタイプ・検証ツールでのエラー有無」
一覧が貼り付けられていない場合は、棚卸しに進まず「棚卸し対象のページ情報が確認できません。ページ種別ごとの情報を1行ずつ貼り付け直してください」とだけ回答し、そこで処理を止めてください。

# 棚卸し対象
【ページ種別ごとに「URL・実装済みのschema.orgタイプ・検証ツールでのエラー有無」を1行ずつ貼り付ける。例:トップページ/https://example.com//Organization/エラーなし】

# 分析手順
1. 各行を読み、貼り付けられた情報から実装状況を「実装済み」「未実装」「実装済みだがエラーあり」の3区分に判定する
2. 未実装のページ種別を、優先実装候補(トップ・会社概要・主要記事・FAQ・商品/サービス)と照合する
3. エラーがある行について、貼り付けられた情報の範囲で推測できる原因(必須プロパティの欠落等)を検討する
4. 実装済みページ数/棚卸し対象ページ数からカバー率を計算する

# 判定基準
- 「実装済み」:schema.orgタイプが記載され、エラー欄が「エラーなし」または未記載
- 「実装済みだがエラーあり」:schema.orgタイプが記載され、エラーが1件以上ある
- 「未実装」:schema.orgタイプの記載がない、または「未実装」と明記
- カバー率=実装済み(エラーありも含む)ページ数÷棚卸し対象ページ数×100(%)

# 整理してほしいこと
1. ページ種別ごとに「実装済み」「未実装」「実装済みだがエラーあり」を判定する
2. 未実装のページ種別のうち、優先的に実装すべきもの(トップ・会社概要・主要記事・FAQ・商品/サービス)を指摘する
3. エラーがある場合、貼り付けられた情報の範囲で推測できる原因(必須プロパティの欠落等)を示す
4. 全体の実装カバー率(実装済みページ数/棚卸し対象ページ数)を計算する

# 出力形式
ページ種別ごとの判定結果を表(ページ種別|URL|判定|エラー原因の推測|備考)で示してください。最後に、以下を3行以内で要約してください。
- 実装カバー率(%)
- 「実装済みだがエラーあり」の件数
- 未実装のうち最優先で実装すべきページ種別

貼り付けられていないページについては「棚卸し対象外」とし、実装済みと推測しないでください。

# 品質ガード
- カバー率は棚卸し対象の範囲内での参考値であり、サイト全体のカバー率と異なる場合があることを明記する
- エラー原因の推測は一般論に基づく仮説であり、確定には検証ツールでの直接確認が必要であることを明記する
- サンプル調査の結果を「全ページ実装済み」のように過度に一般化しない

実行手順

  1. 棚卸ししたい主要ページ(トップ・会社概要・主なカテゴリの代表ページ数点)をリストアップする
  2. 各ページのソースコードを確認し、<script type="application/ld+json">があるかどうかをまず目視で確認する
  3. Google Search Consoleの「拡張」レポート(構造化データの種類ごとに表示されるレポート)で、実際にGoogleが検出しているエラー・警告の件数を確認し、リストに反映する
  4. 上記のデータをプロンプトの棚卸し対象欄に貼り付けて実行する
  5. 出力された優先順位に沿って、まずは実装カバー率への影響が大きいページ種別(ページ数が多い種別)から着手する

結果の読み解き方

  • 「実装カバー率」は貼り付けたページ数を母数にした参考値です。サイト全体のページ数と棚卸し対象のページ数が大きく異なる場合、実際のカバー率とはズレます。
  • 「エラーの推測原因」はAIによる一般論に基づく推測であり、実際のエラーメッセージを検証ツールで直接確認しない限り確定しません。

注意点

  • 実際のエラー検知は必ずGoogleのリッチリザルトテストやSearch Consoleの構造化データレポート等の検証ツールで行ってください。このプロンプトは棚卸しの整理を助けるものであり、構文検証そのものの代わりにはなりません。
  • 危険な間違い例: 一部のページだけをサンプル調査して「全ページ実装済み」と報告してしまうケースがあります。ページ種別(テンプレート)ごとに1点ずつ確認すれば全体を代表できますが、個別記事1本だけを見て他の記事も同じ状態と決めつけるのは危険です。テンプレート単位での実装(CMS側での一括対応)ができているかどうかも必ず確認してください。

関連レッスン・関連パターン

確認テスト

選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。

Q1. 一部のページだけをサンプル調査して「全ページ実装済み」と報告してしまうことは、記事が挙げる危険な間違い例である。

Q2. 実装カバー率の分母として使われるものはどれか。

Q3. 構造化データのエラー検知は最終的に何で行うべきか。

よくある質問

Q. テンプレート単位の実装確認は不要ですか?

いいえ、必要です。CMS側で一括対応(テンプレート単位の実装)ができているかどうかも必ず確認すべきとされています。

Q. エラー原因の推測は確定診断として使えますか?

使えません。AIによる一般論に基づく推測であり、実際のエラーメッセージを検証ツールで直接確認しない限り確定しないとされています。

Q. この記事だけで実装の優先順位づけまで完結しますか?

未実装ページ種別のうち優先実装すべきものは指摘しますが、より詳細な優先順位設計はPR-082が扱う次のステップです。

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