技術・構造化応用
PR-075 作ったFAQが検索結果やAIにうまく反映されない——FAQPage schemaを既存原稿から自動生成する方法
こんな悩みはありませんか?
FAQページ・記事内のFAQセクションは作ったけれど、構造化データまでは実装していない——文章として質問と回答を並べただけでは、AIがそれを「1つの質問とその回答のペア」として機械的に認識できるとは限りません。既存の記事本文からQ&Aを抜き出してコード化する作業を、手作業でゼロからやるのは地味に手間がかかります。
この記事でできるようになること
既存の記事本文を渡すだけで、その中からQ&Aとして成立している箇所を抽出し、内容を変えずにFAQPageのJSON-LDコードへ変換できるようになります。
使うプロンプト
入力に必要な素材
- FAQ化したい記事の本文(すでに公開されている記事でも、新規原稿でも可。全文を貼り付ける)
【Claude推奨・ChatGPTでも実行可】
# 役割
あなたはFAQPage構造化データの実装担当です。文章として書かれたQ&Aを、AIが機械的に「質問とその回答のペア」と認識できる形へ変換する作業を専門にしており、読み手は記事に構造化データを追加したいコンテンツ担当者です。
# 入力素材の確認
以下の記事本文が貼り付けられている前提で作業してください。
- FAQ化したい記事の本文全文
本文が貼り付けられていない場合は作業に進まず「対象記事の本文が確認できません。本文全文を貼り付け直してください」とだけ回答し、そこで処理を止めてください。
# 元記事
【FAQ化したい記事の本文をそのまま貼り付ける】
# 分析手順
1. 記事本文を段落ごとに読み、「質問とその回答」として成立している箇所(定義・手順・条件・比較など)を洗い出す
2. 洗い出した箇所の中から、読者が実際に検索・質問しそうな言い回しの質問文を5〜8個に絞り込む
3. 各質問について、根拠となる元記事の該当箇所を特定する
4. 該当箇所を要約してacceptedAnswerを作成し、条件・数値・注意書きが省略されていないかを確認する
5. 生成したJSON-LDコードの構文(必須プロパティ・括弧の対応)を自己点検する
# 作業してほしいこと
1. 記事本文の中で「質問とその回答」として成立している箇所を5〜8個抽出する
2. 抽出した質問文・回答文だけを使い、新しい情報を追加せずにFAQPageのJSON-LDを生成する
3. 回答(acceptedAnswer)は元記事の該当箇所を要約する形にし、元の意味を変えないようにする
4. 生成したコードの構文を自己点検した結果を一言添える
# 出力形式
1. 完成したFAQPageのJSON-LDコード
2. 質問ごとの根拠段落一覧(質問文|根拠箇所|要約の忠実度チェック)
3. 3行以内の要約(抽出した質問数/条件付き回答の有無/次に行うべき検証ツールでの確認)
元記事にない事実・数値を新たに作成しないでください。
# 品質ガード
- 「〇〇の場合に限り可能です」のような条件つきの回答から、条件部分を省略しない
- 要約によって元の意味が変わっていないかを、根拠段落と1問ずつ突き合わせて自己点検する
- 元記事を更新した場合はFAQPage側も同時に見直す運用が必要であることを最後に一言添える実行手順
- FAQ化したい記事の本文全体をコピーしておく
- Claudeにプロンプトを実行し、本文を貼り付ける
- 抽出されたQ&Aの回答文が、元記事の該当箇所と意味がズレていないかを1問ずつ読み比べる
- 問題なければコードをGoogleのリッチリザルトテストで構文チェックする
- 検証済みのコードを記事ページに設置し、記事本文を更新するたびにFAQPage側のQ&Aも同時に見直す運用にする
結果の読み解き方
- AIが抽出した回答文は「要約」であり、元記事の一言一句そのままではありません。要約によって元の意味が変わっていないか(特に条件・数値・注意書きが省略されていないか)を必ず確認してください。
- Googleの通常検索結果でのFAQリッチリザルト表示は一般サイトでは縮小されているとされています(※要一次情報確認)。本スキーマの主目的はAIの理解支援であり、検索結果の見た目が変わることを期待しないでください。
注意点
- FAQの回答は元記事の内容と矛盾しないことを、公開前に必ず照合してください。元記事を更新した場合はFAQPage側も同時に更新する運用にしてください。
- 危険な間違い例: 元記事にある「条件つきの回答」(例:「〇〇の場合に限り可能です」)から条件部分だけが抜け落ちて、断定的な回答として構造化データに載ってしまうことがあります。特に料金・可否に関わる回答は、条件が抜けていないか重点的に確認してください。
関連レッスン・関連パターン
- レッスン III-B5 FAQPage・HowToを実装する・IV-B2 FAQコンテンツを作る(構造化データの実装だけでなく、FAQコンテンツ自体の作り方も理解しておくと元記事の質も上がります)
- 関連パターン: PR-068 JSON-LDをゼロから生成する方法(FAQ以外のページ種別への応用)・PR-078 HowTo schemaを実装する方法(手順記事の構造化データ)
確認テスト
選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。
Q1. AIが抽出したFAQPageの回答(acceptedAnswer)は、元記事の一言一句そのままの引用である。
正しくは要約であり、条件・数値・注意書きが省略されていないか人間が確認する必要があるとされている。
Q2. 記事が挙げる危険な間違い例はどれか。
「〇〇の場合に限り可能です」のような条件が抜け落ちるミスが起きやすいと注意されている。
Q3. FAQPage構造化データの主目的として記事が述べているのはどれか。
FAQリッチリザルトの表示は一般サイトでは縮小されているとされ、主目的はAIの理解支援だと明記されている。
よくある質問
Q. 抽出するQ&Aの数の目安はいくつですか?
記事では5〜8個程度が目安とされています。
Q. 記事本文を更新したらFAQ側は自動で更新されますか?
されません。記事本文を更新するたびにFAQPage側のQ&Aも同時に見直す運用が必要です。
Q. FAQリッチリザルトの表示は保証されますか?
保証されません。Googleの通常検索結果でのFAQリッチリザルト表示は一般サイトでは縮小されているとされています(※要一次情報確認)。