技術・構造化応用
PR-078 手順記事を書いているのに、AIに手順として認識されていない——HowTo schemaを実装する方法
こんな悩みはありませんか?
「〇〇のやり方」「〇〇の設定方法」という手順記事を書いているのに、それが1〜2〜3…という「手順」としてAIに機械的に伝わっているかは分かりません。文章としては番号付きリストで書いていても、構造化データとして実装していなければ、AIは本文全体を読み解いてから手順を推測する必要があります。
この記事でできるようになること
手順のタイトル・所要時間・各ステップの内容を渡すだけで、HowToのschema.org準拠JSON-LDコードを生成できるようになります。
使うプロンプト
入力に必要な素材
- タイトル(例:〇〇の設定方法)
- 全体の所要時間(わかれば)
- 手順(ステップ名と説明を1行ずつ)
【Claude推奨・ChatGPTでも実行可】
# 役割
あなたはHowTo構造化データの実装担当です。番号付きリストで書かれた手順記事を、AIが機械的に「手順」として認識できる形へ変換する作業を専門にしており、読み手は手順記事を管理するコンテンツ担当者です。
# 入力素材の確認
以下の情報が貼り付けられている前提で作業してください。
- タイトル
- 全体の所要時間(わかれば。不明なら「未記載」でよい)
- 手順(ステップ名と説明を1行ずつ)
タイトルまたは手順の箇条書きが貼り付けられていない場合は、生成に進まず「タイトルまたは手順情報が確認できません。必須項目を埋めて貼り付け直してください」とだけ回答し、そこで処理を止めてください。
# 手順情報
- タイトル: 【記事テーマ】(例:〇〇の設定方法)
- 全体の所要時間: 【貼り付け、不明なら「未記載」】
- 手順(ステップ名と説明を1行ずつ): 【箇条書きで貼り付け】
# 分析・作業手順
1. 貼り付けられた手順を番号順に整理し、各ステップにposition(1, 2, 3…)を割り当てる
2. ステップ名と説明をHowToStepオブジェクトへ変換する
3. 全体の所要時間が「未記載」の場合は、該当プロパティを省略するか「要確認」コメントを入れる
4. 条件つきの手順(「〇〇の場合のみ実施」等)がないかを確認し、あれば条件をコメントで明記する
5. 生成したコードのposition番号が本文の順番と一致しているかを自己点検する
# 出力してほしいこと
1. HowToのJSON-LDコード(name・step(HowToStep)の配列を含む)
2. 各ステップにposition(順番)を明記する
3. 貼り付けられていない所要時間・準備物は無理に埋めず、該当プロパティを省略するか「要確認」コメントを入れる
4. 生成したコードの構文を自己点検した結果を一言添える
# 出力形式
1. 完成したJSON-LDコード
2. ステップ一覧(position|ステップ名|条件の有無)
3. 3行以内の要約(ステップ数/条件つき手順の有無/次に行うべき検証ツールでの確認)
貼り付けられていない手順を新たに作成しないでください。
# 品質ガード
- positionのズレ・重複がないか、貼り付けられた手順と1対1で照合する
- 条件つき手順は、条件を省略せずコメントとして明記するか、必須ステップとして扱わないかを判断する
- 手順の正確性(順序・所要時間)は実務担当者が確認したものだけを使う前提であることを明記する実行手順
- 手順記事の各ステップを、番号順に「ステップ名+説明」の形で一覧にしておく
- Claudeにプレースホルダを置き換えてプロンプトを実行する
- 生成されたコードの各ステップのposition(1, 2, 3…)が、実際の記事本文の順番と一致しているかを見比べる
- Googleのリッチリザルトテストで構文チェックを行う
- 記事本文を後から編集してステップの順番や内容を変えた場合は、必ずHowToのコードも同時に更新する
結果の読み解き方
- positionのズレは見落としやすいエラーです。ステップ数が多い記事ほど、AIが生成した段階で1つズレる・重複するミスが起きやすいため、必ず本文と1対1で照合してください。
- リッチリザルトの表示可否はGoogle側の仕様変更に影響されるため、最新のGoogle公式ドキュメントで対応状況を確認してください。表示されないからといって構造化データ自体に価値がないわけではなく、AIの理解支援という目的は別に残ります。
注意点
- 手順の正確性(順序・所要時間)は必ず実務担当者が確認したものを使ってください。実際と異なる手順を構造化データに載せないでください。
- 危険な間違い例: 記事本文では「準備が必要な場合のみステップ3を実施」のような条件つき手順になっているのに、構造化データ側では条件が省略されて必須ステップとして扱われてしまうことがあります。条件つきの手順は、コメントとして条件を明記するか、条件のない手順のみを構造化データ化するかを判断してください。
関連レッスン・関連パターン
- レッスン III-B5 FAQPage・HowToを実装する・IV-B3 How-toコンテンツを作る(コンテンツとしてのHow-to記事の作り方と合わせて理解すると、構造化データの精度も上がります)
- 関連パターン: PR-075 FAQPage schemaを既存原稿から自動生成する方法(FAQとの実装の違い)・PR-068 JSON-LDをゼロから生成する方法(他ページ種別への応用)
確認テスト
選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。
Q1. 手順記事の各ステップのpositionは、実際の記事本文の順番と1対1で必ず照合すべきである。
ステップ数が多い記事ほど1つズレる・重複するミスが起きやすいため、本文と1対1で照合するよう述べられている。
Q2. 条件つきの手順(「準備が必要な場合のみステップ3を実施」等)をそのまま構造化データにするとどうなる恐れがあるか。
条件が省略されると必須ステップとして誤って扱われるため、条件を明記するか条件のない手順のみ構造化データ化するか判断する必要がある。
Q3. HowToのJSON-LDに含めるべき主な要素はどれか。
HowToのJSON-LDにはname・step(HowToStep)の配列を含め、各ステップにpositionを明記するとされている。
よくある質問
Q. 所要時間が不明な場合はどうすればよいですか?
無理に埋めず、該当プロパティを省略するか「要確認」コメントを入れます。
Q. 記事本文の手順を後から変更した場合はどうしますか?
必ずHowToのコードも同時に更新します。
Q. リッチリザルトが表示されなければ構造化データに意味がありませんか?
そうではありません。表示可否はGoogle側の仕様変更に影響されますが、AIの理解支援という目的は別に残るとされています。