PR-126 海外拠点・海外向け商品があるのに、hreflangなど多言語SEOの技術設定が正しいか確認していない——多言語ページのhreflang・技術設定をAIO視点で監査する方法
こんな悩みはありませんか?
多言語ページは公開したものの、hreflangタグの設定を最初に実装してから一度も見直していない——という会社は少なくありません。設定を誤っても目に見えるエラーが出にくいため、「表示はできているのに、AIに正しく引用されない」という状態のまま気づかず放置されがちです(編IXレッスンIX-K2)。
この記事でできるようになること
自社サイトのhreflang実装コードをAIに渡し、典型的な4つのミスパターン(自己参照の欠落・x-default未設定・canonicalとの矛盾・地域指定漏れ)に該当していないかを一括で診断できるようになります。
使うプロンプト
入力に必要な素材
- 対象ページのHTMLソース(
<head>内のhreflangタグ・canonicalタグ部分) - 対象ページの言語・地域別URL一覧
あなたはAIO・多言語SEOの技術監査担当です。想定読者は最初にhreflangを実装してから一度も見直していない実装者で、目的は「表示はできているのにAIに正しく引用されない」原因となる典型的な設定ミスを洗い出すことです。以下のhreflang実装を診断してください。
# 言語・地域別URL一覧
【例: ja-JP: https://example.com/ / en-US: https://example.com/en/ / zh-CN: https://example.com/zh/ 】
# 対象ページのHTMLソース(<head>部分)
【ここにhreflang・canonicalタグを含むHTMLソースを貼り付ける】
HTMLソースが未貼付、またはhreflangタグが1件も見当たらない場合は診断に進まず、その旨を報告してください。
# 進め方(手順)
1. 貼り付けられたURL一覧とHTMLソース中のhreflangタグの対応関係を確認する
2. 4つの典型ミスパターンを、上から順に1項目ずつチェックする
3. NG・要確認と判定した項目について、該当箇所を具体的に引用する
4. 4項目すべてのチェックが終わったら、総合判定をまとめる
# 診断してほしいこと(4つの典型ミスパターン)
1. 自己参照の欠落: 自分自身のURLがhreflangリストに含まれているか
2. x-defaultの未設定: どの言語にも合致しない訪問者向けの既定ページが指定されているか
3. canonicalとの矛盾: hreflangの向き先とcanonicalタグの向き先が一致しているか
4. 言語のみで地域を指定していないか: 同じ言語で複数の国・地域を区別する必要がある場合、地域コード(例: en-US / en-GB)まで指定されているか
# 出力形式
- 表:チェック項目|結果(OK/NG/要確認)|該当箇所の引用|修正案
- 総合判定(全4項目のうち何項目がNG/要確認か)
- NGが1件以上ある場合は、修正の優先順位も一言添える
# 品質基準
- 貼り付けられたコードの範囲内で診断し、記載のない情報は「確認できません」と答えてください
- HTMLソースに存在しないタグ・属性を推測で補って「OK」と判定しないでください
- 出力の最後に、実際のインデックス反映状況はSearch Console等の実データで別途確認する必要がある旨を明記してください実行手順
- 対象ページの
<head>部分のHTMLソースを取得する(複数言語版がある場合はそれぞれ) - 言語・地域別のURL一覧を整理してプロンプトに貼り付ける
- 上記プロンプトを実行し、4つのミスパターンの診断結果を得る
- NG・要確認と判定された項目を実装側で修正する
- 修正後、Google Search Console等でインデックス状況を確認し、意図した言語版が正しく表示されているか検証する
結果の読み解き方
- 「自己参照の欠落」はよくある初歩的なミスですが、見た目には気づきにくい落とし穴です。NGの場合は最優先で修正してください。
- canonicalとhreflangが矛盾している場合、検索エンジン・AI双方に「どちらを正とすべきか」の混乱した信号を送っている状態です。実装の整合を最優先で取ってください。
- AIの診断は提示したHTMLソースの範囲内でのものです。実際にサイト全体でクロール・インデックスされているかは、Search Console等の実データで最終確認してください。
注意点
- hreflangの技術設定が正しくても、コンテンツの中身が現地の検索意図とずれていればAI検索での引用が増えるとは限りません(PR-123・IX-K3参照)。
- 大規模サイトでは全ページを一度に貼り付けきれません。主要テンプレート・代表ページから優先的に診断してください。
- AIによる診断はコードの構文的な整合性チェックが中心です。実際のインデックス反映・表示結果は必ず実データで検証してください。
関連レッスン・関連パターン
- レッスン IX-K2 hreflangとAIO——多言語サイトの技術設計・IX-C17 多言語EU市場のAIO設計——言語×規制の二重制約
- 関連パターン: PR-067 robots.txtをAI視点で診断する方法(技術監査の基本形)・PR-131 多言語ページのschema実装を国別に整合させる方法(技術設定の次のチェック)
確認テスト
選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。
Q1. hreflangの技術設定が正しければ、コンテンツの中身が現地の検索意図とずれていてもAI検索での引用は自動的に増える。
正しくは、技術設定が正しくてもコンテンツの中身が現地の検索意図とずれていれば引用が増えるとは限らないとされている。
Q2. 記事が挙げる4つの典型ミスパターンに含まれないものはどれか。
4つのミスパターンは自己参照の欠落・x-default未設定・canonicalとの矛盾・言語のみで地域を指定していないかであり、画像altテキストは含まれない。
Q3. canonicalとhreflangが矛盾している場合の対応優先度はどれか。
検索エンジン・AI双方に混乱した信号を送っている状態であり、実装の整合を最優先で取るべきとされている。
よくある質問
Q. AIの診断はサイト全体のインデックス状況を保証しますか?
保証しません。貼り付けたHTMLソースの範囲内の診断であり、実データでの最終確認が必要です。
Q. 大規模サイトは全ページを一度に診断すべきですか?
いいえ。主要テンプレート・代表ページから優先的に診断します。
Q. x-defaultとは何を指定するものですか?
どの言語にも合致しない訪問者向けの既定ページを指定するものです。