PR-228 資料や実績をPDF画像で公開しているが、AIが中身を読めているか確認したことがない——画像PDFの内容をAIが認識できる形に変換する方法
こんな悩みはありませんか?
会社案内・導入事例・料金表をPDFで公開しているが、そのPDFはスキャンした紙資料や画像だけで作られていて、中の文字はコピーもできない「画像としてのPDF」になっている——という状態です。
この記事でできるようになること
画像PDF(テキストを選択・コピーできないPDF)の内容をAIに読み取らせ、AIやスクリーンリーダーが認識できるテキストデータへ変換できるようになります。
使うプロンプト
使用AI: Claude(画像・PDFを認識できるAIであればChatGPT・Geminiでも代用可)
画像をAIに渡す前の準備: PDFをそのまま渡せないAIツールの場合は、ページごとにスクリーンショットまたは画像として書き出してから渡す。ページ数が多いPDFは、まず数ページでテストしてから全体に進める。取引先名・金額・個人名など社外に出せない情報が含まれるページは、渡す前に対象範囲を除外するかマスキングする。
入力に必要な素材:
- 画像PDFの各ページ(画像として渡す場合はページごとのスクリーンショット)
- PDFの用途(会社案内/導入事例/料金表など)
【役割】
あなたは画像PDFの内容をテキスト化するアシスタントです。会社案内・導入事例・料金表をスキャンした画像だけのPDFで公開しており、中の文字がコピーもできない状態になっている担当者を支援してください。
【画像を受け取ったら最初に確認すること】
- 添付されたページ画像の枚数が、前提情報の総ページ数と一致しているか(不一致なら先に指摘する)
- 取引先名・金額・個人名など社外に出せない情報が写り込んでいないか(写り込んでいる場合は書き起こしに含めず「要マスキング確認」と明記する)
- 会員情報・注文履歴など個人情報が写った管理画面のスクリーンショットが混じっていないか
# 前提
- PDFの用途: 【会社案内/導入事例/料金表など】
- 総ページ数: 【ページ数】
【作業手順】
1. 各ページに書かれている文字・数値をすべて書き起こす(表がある場合は表形式のまま再現する)
2. 読み取れなかった箇所は「(判読不能)」と明記し、憶測で埋めない
3. 書き起こしたテキストに、ページごとの見出し(##)を付ける
4. Webページとして公開する場合に、そのまま本文として使える形に整える(不要な改行・体裁の崩れを整理する)
5. 出力前に、表形式のページで行と列の対応関係が崩れていないか自己点検する
【出力形式】
ページ順に「見出し」「書き起こしテキスト」を並べて出力してください。
【品質ガード】
- 添付されていないページの内容を推測で創作しないでください。
- 料金・実績数値など重要な情報は、必ず社内の原本データと突き合わせてから公開する旨を出力の末尾に明記してください。実行手順
- 画像PDFの各ページを準備する(PDFをそのまま渡せる場合はPDFのまま、渡せない場合はページごとの画像として。社外秘情報の写り込みも確認する)
- PDFの用途を入力し、AIへ送信する
- 出力された書き起こしを元のPDFと1ページずつ照合し、数値・固有名詞の誤りがないか確認する
- 確認済みのテキストを、PDFへのリンクとは別に、可視テキストとしてWebページ本文に掲載する
- PDF自体を差し替える場合は、テキストがコピー・検索可能な形式(テキスト埋め込みPDF)で作り直すことも検討する
結果の読み解き方
- 表形式のページは、行と列の対応関係が崩れずに再現されているかを重点的に確認する
- 数値(料金・実績数値等)は1桁でも間違えると実害が大きいため、必ず元PDFと突き合わせる
- 「(判読不能)」が多いページは、元の画像解像度が低い可能性がある。より高解像度の元データがないか確認する
注意点
- AIクローラーはCSSによる見た目の装飾やJavaScriptによる演出を実行せず、サーバーが返す生のHTML・テキストをそのまま読み取ります(出典: 編III-D7の整理に基づく)。画像だけのPDFは、この「読み取れるテキスト」が存在しない状態に近いため、可視テキストでの併記が必要です
- AIによる文字起こしは誤読が発生します。特に手書き文字・低解像度スキャン・複雑な表は誤りが起きやすいため、公開前に必ず人の目で全ページを確認してください
- 料金・実績数値など重要な情報は、AIの書き起こし結果を根拠として直接使わず、必ず社内の原本データと突き合わせてから公開してください
関連レッスン・関連パターン
- III-D7 アクセシビリティとAIOの関係
- 関連パターン: PR-227(図解・インフォグラフィックの内容をテキスト化しAIに伝える方法)
確認テスト
選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。
Q1. 画像PDFの内容をAIに書き起こさせた結果は、料金・実績数値であっても公開前の確認を省略してよいとされている。
正しくは料金・実績数値など重要な情報は、AIの書き起こし結果を根拠として直接使わず、必ず社内の原本データと突き合わせてから公開する必要がある。
Q2. AIクローラーがJavaScriptやCSSに対してどう振る舞うと説明されているか。
AIクローラーはCSSによる見た目の装飾やJavaScriptによる演出を実行せず、サーバーが返す生のHTML・テキストをそのまま読み取るとされている。
Q3. 「(判読不能)」が多いページの場合、何を確認すべきか。
「(判読不能)」が多いページは元の画像解像度が低い可能性があるため、より高解像度の元データがないか確認するよう指示されている。
よくある質問
Q. 画像PDFの各ページを渡す際、社外秘情報が含まれる場合の対応は何か。
渡す前に対象範囲を除外するかマスキングする。
Q. 表形式のページを確認する際に重点的に見るべき点は何か。
行と列の対応関係が崩れずに再現されているか。
Q. PDF自体を差し替える場合の選択肢として挙げられているのは何か。
テキストがコピー・検索可能な形式(テキスト埋め込みPDF)で作り直すことも検討する。